人々が快適な生活を送るためには、外気の気温と湿度が非常に重要となります。
気温であれば約20度から26度範囲がもっとも心地よいを感じ、湿度に至っては約20％から40％が不快指数が少ない範囲です。日本は四方を海に囲まれた島国であるため、年間を通して湿度が約50％を超える日々が多くなりますが、季節風の影響を受けて比較的気温が低い気候で過ごしやすい地域に分類されます。外気の気温と湿度を計測するには、一般的に温度計と湿度計を用います。一昔前であれば温度計であれば気温が高くなることで容積が膨張する水銀温度計を使用し、湿度計に至っては乾湿式という脱脂綿にアルコールを含ませたアナログ計測器を用いていました。ところが昨今ではどちらもデジタルセンサー式の高性能な計測機器となっており、より正確に温度・湿度を計測することが可能です。
デジタル湿度計センサーには、電気抵抗抵抗式と静電容量式の2種類があります。どちらも感湿膜と感湿材が機器の中に組み込まれており、電気を流すことによって高分子の容積を計測することが可能です。電気抵抗式の場合は構造がシンプルなので機器の小型化がしやすくて持ち運にしやすいのが特徴です。静電容量式の場合は電流出力タイプという据え置き型であり、センサーを中心とした半径2m範囲の空間に赤外線を照射します。そして空気中に含まれる水蒸気に赤外線が反射して、センサーが湿度を割り出す仕組みになっています。
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