湿度計のセンサーは校正が重要

湿度計に使われているセンサーは、内部にある感湿素子に溜まる水分量を電気信号に変えます。

その方法には抵抗式と静電容量式があり、相対的な湿度の測定が可能です。常に正確な値が表示されるようにするには、定期的な校正を行う必要があります。湿度計のセンサーに使われている感湿素子は、水分を利用するもので、常に変化する微細な変化に対応できなければいけません。日々の利用でその値が正しいかどうかを確認する術はなく、信じて使い続けることになります。表示してる値がいつもと変わらないからと言って、正常に稼働している保証にはなりません。校正は、正しいことが証明されている標準器と同じ湿度を測定し、その差分を確認するものです。

校正によって湿度計のセンサーが正しいことが証明されれば、安心して使用することができます。校正が必要な間隔に規定のものはなく、その利用者がリスクを考えて決めるしかありません。通常の運用時には、自己点検を行い、年に1回校正を行うと言う運用も可能です。また複数ある場合には、分割して校正を行うことで、同じ値が表示されれば、大きな狂いはないと言う確認になることもあります。校正は国家標準との比較を行って、トレーサビリティーを取れる状態で実施しなければいけないため、基本的に自社で行うことができません。公式に保証されるような結果を必要とするなら、適切な校正機関に依頼して、正式な証書を入手すくことが重要です。

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