湿度を監視する電子部品のことを、湿度計センサーと呼びます。
これは空気中に含まれる水分量を計測するための電子部品の総称で、これにディスプレイを付けることで現在の湿度を数値で表すことができるようになります。室内の湿度を知ることで、乾燥の度合いや湿気の度合いの指標になるわけですが、これらは生活の中で除湿もしくは加湿を行うための目安になるものです。例えば、冬場は空気が乾燥しやすい季節ですから、静電気が発生しやすくなり加湿を行うことで空気中の水分量が増加するため、静電気の防止に役立てることができます。
梅雨時期は長雨が降り続くことが多い季節で、除湿器を使って空気中の水分を除去することで室内は快適な空間に変わる、室内で洗濯物を干しているときなども除湿を行うことで洗濯物の乾きが早くなるなどのメリットに繋がります。除湿器や加湿器の中には湿度計センサーを内蔵していて、自動運転を行うことができる製品もあります。あらかじめ設定した湿度になったときに、電源をオンにして自動運転を行い除湿もしくは加湿を行って室内環境を整えてくれる便利な電子機器です。また、産業機器やOA機器にも湿度計センサーが使われていることが多くあるのですが、湿度計センサーは主に湿度の変化による誤動作を防止するための監視装置でもあり、現在の湿度を取得すると制御回路にデジタル変換した信号を送り、受け取った湿度データをもとに誤動作しないように制御信号を出力する仕組みを持ちます。