一般住居で温度計センサーを設置する際のポイント

昨今は日本の夏を酷暑と表現することが多くなりました。

本来であれば北半球の北緯39度に位置する島国なので、温暖な気候でるものの夏でも30度以下の気温にしかならない非常に過ごしやすい風土の国でした。ところが1990年以降は地球規模で温暖化現象が顕著となり、日本でも亜熱帯地域と同じ高温多湿の熱帯性気候に変化を遂げています。我々の生活様式も大きく異なり、エアコンが生活必需品となっているほどです。エアコンを適切に使用するには、室温を客観的に知る必要があります。気温を知るには温度計を用いるのが一般的であり、昨今では赤外線を室内に放射して空気中の水蒸気量から正確な気温を計測できる温度計センサーという機器も登場しています。この温度計センサーは機器から約20m範囲に赤外線を360度全方位に放つため、室内の平均気温を効率よく測定することが可能です。

温度計センサーを室内に設置する際のコツとしては、部屋の中心部に備えるのがポイントになります。360度全方位の測定をすることで平均値を表示するので、壁などの障害物が近くにあると正しい数値を導き出すことができません。そのためセンサーが発する赤外線を遮断しない障害物がない中心部に備えるのが望ましく、天井など室内全体が見渡せる場所が好ましいです。また周囲に火気が無い場所に設置をするようにしましょう。キッチンなど室温変化が激しい場所は避けるのが好ましく、リビングなど広々とした室内に設けるのが理想的です。

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